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消寒図の風習とは

消寒図の風習とは

 

中国の文化風習の中で日本に持ち込まなかったものに「九九消寒歌」と「九九消寒図」があります。

九九の説明は前回したので割愛しますね。

 

一九、二九と数え歌に詠んだものが「九九消寒歌」です。

「一九二九は寒くて袖から手が出ない。三九四九は路面が凍ってつるつる滑る」といった感じで季節の移り変わりを教えてくれる歌になります。気候の違う地方では、歌詞も違ってくるそうです。

 

消寒図の風習は、中国人の「数九」の習慣と関係しているようです。

毎年冬至の前になると消寒図を用意。

梅の花のバージョンと文字だけのバージョンがあります。

 

「九九消寒図」とは

「九九消寒図」というのは、五枚の花びらを持った梅花十六と一枚の計八十一枚の花びらを、白抜きで描いたもので冬至の日から、花びらを一枚ずつ赤く塗りつぶして行く。立春のころには半分が紅梅に変わり、やがて全枝が満開となります。

 

梅花の代わりに、春・風・咲といった一字が九画から成る漢字を九つ組み合わせて、春を呼ぶのにふさわしい短文を作る。そして、毎日その一画ずつ塗りつぶして行く。

 

日本人も中国人も春を待ちわびるのは皆同じですね。