養生ブログ

健康に関する情報を提供します。

医食同源

みなさんよく知っているこの言葉は知らない人のほうが少ないくらい有名ですね。

80年代頃から?と思うのですが健康食品やサプリメントが流行し、今日まで食事で栄養素をとるという基本が薄れてしまっていると感じています。

残念ながらサプリなどが安全であるという保証はないです。商品により品質の差もあるようです。
 
サプリは急速に欠乏した栄養素を補う点では意味がある、しかしそれは脾臓や胃がしっかりと動いていることが前提であると考えています。そもそも今まで胃に入ったことのない未知なるサプリを個々に分解して必要な分だけ消化酵素を出せるのか、摂取した栄養素を必要な場所に的確に供給できているのか疑問になる。

というわけでどこまでいっても健康補助食品やサプリなどというものは、補助以上の価値はないというのが個人的見解です。
 

食べるときは常に意識したいのはことがあります。
1.季節に合わせた食べ物を体調、体質も加味しながら摂取すること
2.日本の風土にあうものを食べること
3、食物全体を食べること
 
1.の例でわかりやすい例が夏の野菜には体を冷やす作用、冬の野菜には体を温める作用。例外もあったりするが旬をうまく生かすことがとても重要。
2.は住んでいる国や土地でとれた食材を重視する。
北国と南国では育つものも違う、人格だって変化する。自分の今の体質も加味しながら体を冷やすもの温めるものを選択するといい。
3.は小魚やエビ、野菜、米などがこれにあてはまる。

  米は玄米。でも体が火照った人は麦飯が良かったりする。


医食同源の考え方では自分の悪いところ(臓器)を食べよという教えがある。

体調が著しく虚している状態だとそれでもいいとは思うが調子が良くなってきたら冷えもせず熱もこもらないように陰陽のバランスをみて食べる。できれば食物全体を食べるほうがよい。
 
中医学は見方によっては漢方や施術は一種の対症療法になるのかもしれない。一度で病気を根治することはあまりない。養生あっての漢方、施術であることは忘れてはならない。
よくお酒やお菓子を摂取しているのに漢方で体質を変えるために飲み続けている人がいるようだが、私の感覚ではどうしようもない使い方といわざるおえない。
基本は中医学的には食事と気功となる。
気功のポイントは経絡、呼吸法などを意識することで有効に人体に作用する。
病気を治すのも病気になるのも自分自身の選択です。「能動的な行動=食や気功的なことを実践すること」が本質的にあなたを健康に導くものだということを覚えておいていただきたい。